さま(ぎょうばんさま)祭りの舞台作りを紹介するページです。

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6.床梁高さの決定

床梁の高さきめには、毎年使っている舞台への階段を使っています。これがあれば簡単に床梁の高さの決定が出来ます。床梁の単管の上部高さは、階段で規定される舞台高さから足場板+コンパネ厚みを差し引いた高さとします。

7.床下基礎

床梁の高さと水平出しが決まれば、次は中間の梁、梁を支える床柱、前後左右の振動に耐えるための補強パイプの固定を行います。このときに直行ジョイントと自在ジョイント、3蓮ジョイントを組み合わせて、ラチェットで締め上げてゆきます。
 苦労する点は、床柱です。ちょうどよい高さの単管が無い場合は、地面を掘って高さ調整をします。
 足場板を敷き詰めますので、足場板の境目に補助の床梁がくる(ジョイントをいなすため)用に位置決めします。

8.床板(コンパネ)の設置

床の単管基礎が完了したら、足場板を敷き詰めます。舞台前面を揃え、余った長さは具体背面へ突き出して調整します。敷き終えたら凸凹を調整します。簡易的には凹部に竹の端材を足場板と単管の間に挿入します。
 足場板の調整が終了したら、コンパネを敷き詰め釘で足場板に固定します。
 舞台下手奥にも単管と階段用プレートで階段と手すりを作ります。

9.舞台天井

舞台床が出来上がれば、次は舞台上半分の建設です。四隅の柱間に梁を渡します。床より90cm、180cm、270cmの位置に設定します。
 横梁はすべて四隅の柱の内側に固定します。柱の内にするか外にするか人によりまちまちですと完成したときに舞台がいびつになりますので、どちらかに決めます。
 天井は3本の梁を渡しますが、手前、中央は竹を使いアーチを作ります。竹は会場を提供していただいた地蔵寺のご好意で裏庭より伐採させていただきました。竹一本では長さが足りないので針金1番線で竹を連結しています。両側を横梁に仮固定します。竹の両端にチェーンを掛けターンバックルで床の単管につなげて締め上げてアーチを作ります。その後仮固定した番線を締め付けます。

10.よしず天井葺

竹アーチの上によしずを渡して屋根を葺きま
す。竹に針金でよしずを固定してゆきます。舞台つくりで一番危険な作業となりますので、注意してください。台風が近づいているのであれば、屋根葺きは祭り当日まで保留としたほうがよいと思います。
 屋根が葺けたら、舞台の三面もよしずで囲みます。

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